01 3分でつかむ、今回の要点

この話題、まずここだけ

成人は6時間以上が一つの目安

必要な睡眠時間には個人差がある

時間だけでなく、睡眠休養感と日中の状態を見る

今日、まず一つだけ

就寝時刻より先に、3日間だけ起床時刻と翌朝の回復感を記録する

情報を集めすぎる前に、確認できる事実を一つ増やしましょう。
02

『6時間』は合格ラインではなく、見直しの目安

睡眠ガイドは成人に、個人差を踏まえながら6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保するよう勧めています。

これは全員が同じ時刻に同じ長さ眠ればよい、という意味ではありません。

短すぎる睡眠が続いていないかを点検すると同時に、朝に休めた感覚があるか、日中に強い眠気がないか、休日に大幅な寝だめをしていないかを見ます。

03

長く寝床にいればよいわけでもない

眠れないのに長時間寝床で粘ると、寝床と緊張が結びつくことがあります。

とくに高齢者では、床上時間が長すぎることで眠りが浅く、途中で目覚める時間が増える場合があります。

まず起床時刻を大きくずらさず、朝の光を浴び、日中に体を動かします。

夕方以降のカフェイン、寝酒、就寝直前の食事やスマートフォンも振り返ります。

04

生活習慣だけで片づけない眠りの不調

大きないびきや呼吸停止、脚の不快感、強い日中の眠気、長く続く気分の落ち込みなどがある場合は、睡眠時無呼吸症候群などの病気が隠れている可能性があります。

睡眠薬を使っている方は、自己判断で急に中止したり量を変えたりせず、処方医へ相談してください。

眠れない期間、日中に困る場面、飲酒、服薬を記録すると相談しやすくなります。

05

暮らしへの落とし込み:夜ではなく朝から整える

眠れない夜に新しい方法を次々試すより、朝に同じ時刻で起きる、光を浴びる、朝食をとるという三つから始めます。

夜は照明を落とし、心配事を紙へ出し、眠気が来てから寝床へ入ります。

評価するのは『何時間眠れたか』だけではありません。

翌朝の回復感を0〜10で記録すると、自分に合うリズムを見つけやすくなります。

06 知ったことを、暮らしへ

今日から試すなら、この順番で

  1. 1起床時刻を大きくずらさず、朝の光を浴びる
  2. 2夕食・カフェイン・飲酒・画面の時刻を記録する
  3. 3睡眠時間と翌朝の回復感をセットで見る
変化を見るポイント
  • 寝つき・途中・早朝のどこで困るか
  • 翌朝の休養感を0〜10で記録
  • いびき、呼吸停止、日中の強い眠気

良くなったかだけでなく、「いつ・何をすると変わるか」が分かれば、情報を自分の暮らしに生かせます。

07 鈴木薬舗の視点

中医学では、こう考えます

今回の話題を中医学の言葉で見ると、鍵になるのは「心・肝・血」です。中医学では、精神活動を支える『心』、気の巡りを調える『肝』、心身を養う『血』の状態から眠りを見ます。高ぶって眠れないのか、養いが足りず落ち着かないのかを分けます。

現代医学と対立させず、見方を一つ足す

中医学の『心』『肝』『血』は、西洋医学の臓器や血液検査と同じ意味ではありません。睡眠時無呼吸症候群、うつ病、薬の影響などを見逃さないことが先です。

  • 考えが止まらないのか、疲れ切っているのに眠れないのか
  • 夢・動悸・ほてり・胃の重さを伴うか
  • 月経、仕事、飲酒、服薬で変化するか
大切なお知らせ

この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療の代わりになるものではありません。症状が強い場合や長引く場合は医療機関へご相談ください。漢方薬にも副作用や飲み合わせがあります。治療中の方、妊娠・授乳中の方は、使用前に医師・薬剤師へご相談ください。